成長限界を迎えた絵描きが頑張って1年でプロ並みの画力を目指すブログ

自分を美少女と思い込んだ中年男性が頑張ります

プロ並みの画力を目指して練習を始めて2か月が経ちました。

このブログは『成長限界を迎えた絵描きが頑張って1年でプロ並みの画力を目指すブログ』です。
現在頑張ってる最中です。練習し始めておよそ2ヵ月が経ちました。
その途中経過のログをここに残していこうと思います。
失敗しても成功しても後に続く人の標となるように。



さて、自分のことを話します。
このブログのタイトルについて。
『成長限界を迎えた絵描きが頑張って1年でプロ並みの画力を目指すブログ』
となっています。
すいません、ひとつ大きな嘘をついています。
実は、もう、プロです。プロとして20年やっています。
小島アジコ』という名前で『となりの801ちゃん』などの漫画を描いていました。
書いていましたが、この20年殆ど絵が上達していません。
上達の一番の方法がプロとなって仕事をもらう、実戦で戦うことだ、という上達法をよく聞くのですが、自分には当てはまらなかったようです。悲しい。
最近の若い人は物凄く絵が上手くて、絵の仕事の足切り点がどんどん高くなっていきます。

このままではいけない!

そう強く思い、本気で何とかしようと、この一年、気合を入れて頑張ろうと思って、気合を入れて頑張ってる最中です。

そう思った理由は、すごく久しぶりに読み切りの漫画のお話を頂いたこと。
既に掲載されて『月刊バンチ3月号』に収録されているので、是非読んでください。とても面白いお話です。自分でも好きな話です。

ですが、この漫画を描いてる最中に感じたのは圧倒的な自分の画力のなさでした。
頭の中のイメージに絵が追い付いていかない。思ったように線が引けない。
そういうことを痛感して、これは、何とかしなければならない、そう強く思ったのです。練習してうまくならないと!

と、いってもそう時間が取れるわけではなく、練習にとれる時間は1日1時間程度、それと、漫画を描いたり自由になる?時間が合わせたら80時間程度。月にその時間絵を描いて、何とかしようとしています。

この20年の間、色々とやっては来たのですが、結局ダメで、その分析はこちらの記事に書いてあります。
orangestar.hatenadiary.jp
元々こちらのブログで色々なことを書いていたのですが、こちらは『成長限界を迎えた絵描きがどうやってそれを越えたのか、または失敗したのか』というログとして見やすいように新しいブログとしました。
自分を運動に例えると、自分は逆上がりが苦手な子供だったのだと思います。ノートに落書きを始めたのは小学生ですが、落書きから進まなかった。漫画を描き始めたのは22歳ごろからですが、そこからなかなかうまくならなかった。絵をみる目の解像度が低くて上達がしなかったんですね。今、ここ2か月分析した結果、そうだったとわかります。
目の解像度を上げることと、指先の感覚を整えること、資料をみる癖をつけること、粘り強く推敲を重ねることができること。この4つが絵をうまくなるように必要なことだと気づきました。この2か月で見えてきたことなので、もっと練習を続けていけば見え方が変わってくるかもしれませんが。


絵の練習方法にはいろんな人がいろんなことを言っていて、どれが正しいのかわかりません、分かりませんでした。だから、その中から自分に合っているものを見つけて採用していくしかありません、ここでやってる、今からやる

方法論は間違ってて1年後全然上達していないかもしれない。それでも、やらないといけないので、やります。

下の方に、女の子のアイコンがあると思います。
今はまだありませんが、自分の気づいたことを漫画にしたりして発表したりすることや、セリフでの掛け合いで表現することも考えています。その時使うキャラクターですので、どうか覚えていってください。自分を美少女だと思っている中年男性(もう定番の設定になりましたね)『小島アジコちゃん』です。あと、神絵師のエミュレーターの『絵みゅさん』です。youtubeとかでアドバイス動画を上げてくださっている方たちのイメージから生まれたイマジナリーフレンドです。主にさいとうなおき先生の教えをイメージしています。いつもお世話になっております。『みかんどり』はなんかツッコミとかするキャラクターです。主にアシスタントです。

この2か月したこと

後で、詳しくそれぞれの月をまとまると思いますが、今は軽く。

1月

1月から、クロッキーと写真の模写を始めました。
合わせて1時間程度。

クロッキーには大体20分くらい、模写には40分くらいかけています。
これは1月の頭の方に描いた模写です。

ほか、1月は本を読んでいました。
絵のかき方の本や理論の本です。

こちらの3冊の本がとてもよかった。
クロッキーは、ポーズマニアックスというサイト、サービスを使っているのでが、そのサイトで練習する前にこちらの筋肉と骨の本は是非読んだ方がいいです。
というのは、このポーズマニアックスというサイト、人体の3Dモデル(筋肉)を表示してくれてそれをグルグル回して絵を描くことができるのですが、素材の都合上、無理な恰好をすると筋肉のつなぎ目がどうしてもおかしくなる。そんな時、筋肉と骨の本を読んでいると、想像で補うことができて、とても良いです。とても良い。

www.posemaniacs.com


あと、こちらの本も読みました。

考え方としてはとても納得できるし参考になったのですが、これって、小学校でみんなが逆上がり苦戦してるときに1人連続逆上がりができた子の絵の上達のスケールの話なので、(作者本人はその自覚はないと思うけれども)ちょっとその部分は参考にならないな…。と思いました。それでも絵の解像度を上げるために普段から考えないといけないこと、練習を続けるために必要なことなどの考え方は非常に参考になったので、どこかで紹介記事を描きたいです。


あと、某所で

こちらの徹底的な模写も練習としておすすめされていたのですが、自分に時間がないこともあって、今回はみおくりました。
でも本は買った。とてもいい本だったので、よかったし、電脳コイル好きなので、超嬉しかったです。いい買い物をした。


これと、主にさいとうなおき先生の動画を見てました。

www.youtube.com
さいとうなおき先生の動画はとても参考になるし、頑張ろう!と思えます。添削をお願いに来てる若い子が本当に絵が上手いので、少し折れますが、まあ、そんなことで折れてる場合ではないので頑張ります。
さいとうなおき先生の動画はいっぱいあるので、まだまだ全部は見れていません。あと、テクニックに関しての動画も多いのですが、まだ、見てもわからない部分も多くて、いつかわかるようになりたいです。この1年以内に。

2月

クロッキーと模写は相変わらず。
後、漫画を描き始めました。
絵を上達させる目的が、漫画をすらすらと自分のイメージ通りに描きたい!というものだったので、そこからのフィードバックを練習に生かして、それから漫画に~というサイクルも期待して漫画を描く用にしました。それがうまくいっているのかまだわかりません。
結局漫画は清書で20枚くらいまでかけました。45枚で1話になるので、そこまでいったら公開しようと思いますので是非読んでください。

模写の目的は『皺の仕組みを体で覚える』『服の内側の人体の構成を認識する』という目的で始めたのですが(漫然と模写をしてもうまくならない、目的をもって模写をするべき、と先のさいとうなおき先生もいっている)結果として、服やその他小物に対する解像度が上がる、という副産物がありました。

2月の終わり、ある程度模写の成果も出たと思ったので、模写は終了することに。
クロッキーは作業を始める際のスイッチになっていたので、クロッキーは継続することにしました。

2月の末あたりのクロッキーの状態です

1月の頭に描いたものをもう一度書き直して比べたもの

細部の解像度が上がって、また、人体のポーズ、傾きに対しての理解が深まっているのがお分かりいただけただろうか。
また、模写の結果、『本当に資料をよく見るということは大切なんだなあ』ということを実感できて、それもとてもよかった。
色塗りの勉強がまだできてなくて、色の濃淡、筆の使い方についてはまた、模写なりの練習が必要なのだろうけれども、今回はそれはスルーしました。
まだまだ、なんだろうけれども。
でも、とりあえずある程度まではできた、ということにして次のステップに向かうことにしました。


3月

3月は別のことで忙しくて、漫画を描く余裕がなくなりました。
ただ、1時間の練習は続けていてクロッキーは継続しています。
また、実際に作品を仕上げていくということが上達への近道ということなので(漫画を描いてるのは作品を仕上げてるといえるのですが、イラスト1点ものとしての)友達からお願いされているイラストを1日40分で、合計8時間近くかけて仕上げる、ということをしてみようと思っています。月に3枚イラストを仕上げる、というのが目標です。2枚でもいい。


4月以降、どうやって行くのかはまだ決めていない。絵を仕上げていくことを続けるのかもだし、漫画とのフィードバックを最優先させるかもしれない。
臨機応変に、自分の状態を自分で分析して、一番いいと思う方法をやっていきたいと思います。



さいとうなおき先生も、他のうまい絵師の人も、1枚1枚仕上げるたびに自分ができてない課題を見つけて、そしてそれを次に生かして、そうすれば1つうまくなる。そういうことの繰り返しでゆっくりとどんどんうまくなっていく。ということを言われていて。絵のうまい人は1インプットがあると1アウトプットができる人たち、逆上がりが上手い人たちなので、自分たちはそこまで要領よくはいけないけれども、課題から、次に生かす間に練習を挟んで、少しづつうまくなっていこうと思います。


目指すはプロ級!

登場人物紹介


小島アジコちゃん。
自分を美少女だと思い込んでいる中年男性。
陰キャ
僻み屋。すぐいじける。
すぐ調子に乗る。



絵みゅさん。
神絵師エミュレーター
神絵師の友達が欲しいという小島アジコちゃんの悲しい願いが産んだイマジナリーフレンド。
さいとうなおき先生とかの教えをエミュレートして適切なアドバイスをしてくれる。



みかんどり。
アシスタント。
小島アジコちゃんひとりだと、独り言を言ってるだけのやばい人なので、相槌をうったりツッコミを入れるのが仕事。
小島アジコちゃんのアレな発言にちょっと引いたりしてる。
食べるとうまい。